※読む前に。(笑)
全体的にいつものように捏造ネタオンパレードですが今日のは特に酷いです(´∀`)
シンキラステな感じなのでこんなのよめねーよ!って途中で感じた方は是非引き戻してください!
基本設定はザフトで衰弱中のステラの元にキラが潜入してくきてシンと遭遇後!みたいな?(えー)
―――貴方は運命というものを信じますか?
自分に都合のいいことばかりを運命と呼ぶのは今日でやめよう。
例えこの悪夢のような毎日も、自分が此処で出会った人たちも全て、いつの日か必然だったといえるように。
「ステラ、助けに来たよ。」
「き、ら…っ?」
優しくステラの前髪を撫で上げるとキラはそう呟き彼女を見つめる。
衰弱しきったステラは見るに痛々しい。早くあの艦に戻さなければ彼女の命が危ない、まさにそんな状態まできていた。
無限大のシナリオ。
「あんたは誰だよ!ステラの知り合いってのは分かったけど…。」
重たい空気を破ったのはシンだった。ステラとオーブの軍服を着たその茶髪の青年のやり取りを黙ってみていたシンだったが耐え切れず口を出す。
「君は…確か、シンくんって言ったね?」
「なんでっ、」
「少しは、ステラから…話を聞いてる。」
シンはチラリとステラを見る。するとステラはにっこり微笑んでキラを見ていた。笑った顔をめったに見せないあのステラが今までに見せたことがない程の微笑を浮かべている。
「お願い、見逃して。ステラが危ないんだ。君だって分かってるでしょ?」
「――っ!」
まるで”自分の方がステラを知ってる”といったような口調にシンは頭にきたが何も言い返せない。
此処ではステラを助けられない。自分に彼女は救えない。そしてこの青年には彼女を救うことが出来るのだ。
「なんで…助けに来たっ。」
「…君は、何故敵の女の子をそんなにも庇うの?」
「それはっ、」
何だかほおって置けなくて。痛々しい身体になってしまった彼女。以前出会ったときは至って健康な姿にシンの瞳には映っていた。
それが二度目の出会いではどうだろうか。見る見るうちに弱ってしまい今では今にも……死んでしまいそうな。
彼女と居ると温かくなる。傍に居て守ってあげたくなるような。
何も知らなくてもいい。例え敵だとしてもステラはステラであって、大事なことは敵味方ではないと思った。
「僕だって、君と同じだよ。」
クスリと笑みを浮かべ青年はシンを見た。そのアメジストの瞳は何とも真っ直ぐで、そして悲しい瞳。何故だか目が離せない。
しかし以前に見たことがあるような。
(そうだ、彼女の瞳に似ているんだ。)
そうこうしているうちにその青年はステラを抱き上げ、脱出の準備を始める。
「ま、待って!アンタ、どうやって」
その瞬間、部屋の扉が開きシンの上司であるアスランがやってきた。
シンは全てを見られてしまった、と一瞬慌てたが彼の第一声を聞いて全てを納得した。
「キラ、時間だ。」
「アスラン。」
―――そう、彼の協力があって侵入できたのだ、と。
(キラ…。ステラの為に、敵の艦にまで来るなんて…。)
「はっ、敵わないワケだよ。」
シンはやや自棄っぽく笑うとキラはシンの前に立ち頭を下げる。そして”今までありがとね”と笑った。
そんなキラにシンは一言だけ言った。
「ステラを、必ず助けてやってください。」
***
「アスラン、この辺りでいいよ。」
アスランの操縦するザクの中でキラはぎゅっとステラを抱きしめていた。乗ってきた機体はもうすぐ傍にある。機体が着地すると同時にキラはステラを抱え地面に降りたち真っ直ぐ彼を見つめた。
「キラ、お前っ」
「駄目だよ、アスラン。」
キラは瞳を閉じて首を横に振る。そして悲しみに瞳でこういった。
「正直、僕もまだ…迷ってる。だから今はまだ言わないで?」
―――僕は運命は信じてない。
運命のシナリオは無限であって、全ては自分にあると思うから。
「だから、またね。アスラン。」
END
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ステラ祭りラストです!っていうかコレ、キラじゃねーか!?ですよね(笑)
自分的に原点に戻ってみました(´∀`)えへ!
なんていうか、ステラを奪い合う?シンキラネタって好きです!でもシンキラだとやっぱキラの方がステラたんを幸せに出来るとあたしは信じてますので!(キラ大絶賛!)
そんなこんなで祭り終了です!お付き合い有難うございました!
2006/2/12